「ピースを見つける」シリーズは、
頑張れてしまうあなたが、
自分の人生の主人公として、
物語の中心に戻るために必要なピースを、
お伝えするシリーズです。
この記事で分かること:悩みを繰り返す原因には「ダブルバインド」という矛盾する2つの要求を同時に受け取り、動けなくなる仕組みを抱えていることがあります。正反対のメッセージに挟まれて、心と体がバラバラになってしまうのはなぜか。その仕組みの鍵となる「脳の癖」を一緒に見ていきます。
なぜ、矛盾が生まれて板挟みになるのか?
私自身、
長い間、抱えていた感覚があります。
安心したいのに、
安心できない。
安心しようとすればするほど、
真逆の感覚が湧いてきて、
歯止めがかかる。
素直に行動できない。
意識を、そこに向けられない。
体にも、
ずっと力が入っていました。
食いしばったり、
肩が上がったり、
呼吸が浅くなったり、
胸やお腹が、苦しくなったり。
自然体でいられない感覚を、
ずっと抱えてきました。
得体の知れない焦燥感のような体感が、
消えることが無かったんです。
38歳になるまで、
“皆そんなもの”
だと思っていました。
それがない人生を送れることすら、
知らなかったんです。
でも、
原因の1つ
「ダブルバインド」の仕組みを理解して、
実践を重ねる中で、
焦燥感や、矛盾した気持ちを持つことが
少しずつなくなっていきました。
安心したいときに、
安心できる。
焦燥感は生まれなくなりました。
「もっと頑張れ」と
無意識に鞭をうっていたのが
「無理しなくていいよ」
「大丈夫」
と自らサポートし
日常で自然と
整えられる様になったんです。
矛盾する2つのメッセージに、答えは出せない
実は、
2つのメッセージが矛盾しやすいのは
身体と頭、別々の場所から
異なるメッセージがうまれるからです。
例えば
頭(頑張れ)+身体(頑張るな)
OR
頭(頑張るな)+身体(頑張れ)
といった感じで
正反対の状態になっていると
↓
矛盾が生じ
↓
答えを出せない
反応が出るのです。
本来、「ダブルバインド」とは二重拘束の意味で、心理学では
「2つの矛盾した命令に矛盾を指摘できない状態で応えないといけない」
状態のことを指し
1950年代に
文化人類学者のグレゴリーベイトソンが提唱したものです。
この構造は
命令をする相手
と命令される側が出来やすい
子育て、恋愛、職場など
日常の中でよく生まれるものなのですが
この「ダブルバインド」に慣れた状態で
あればあるほど
自分の内側で「ダブルバインド」を
自ら発生させてしまう
ことが「脳の癖」になって
しまっている場合があるのです。
「ダブルバインド」があなたの身体を動けなくしている
大切な人との関係で、
何度も同じところで動けなくなってしまうのも、
「変わりたいのに、どうしても変われない」
という悩みの根本にも、
この、
出口の見えない「ダブルバインド」構造が
隠れていることがあります。
しかし、厄介なことに
等の本人が
「心と身体がバラバラなのが当たり前」
という「脳の癖」を持っていると
「ダブルバインド」構造自体が
問題なのだということに気づけず
問題を創り出し続けてしまう
という状況に陥ってしまうんです。
「ダブルバインド」とは、
矛盾した2つのメッセージが、
同時に、そして継続的に
与えられ続ける状態です。
どちらを選んでも、
正解にたどり着けない。
そして、
そのことを指摘したり、
その場から離れたりすることも
難しい状況に置かれ
「動けなくなる」
しんどい感覚に
入っていきます。
この「動けなくなる」感覚は、
気持ち・身体に現れるので
身体に目を向けることも気づきのポイントです。
身体は、
矛盾したメッセージを受け取り続けると、
自律神経のうち、
交感神経が優位な状態が続きます。
食いしばり、
肩が上がる、
呼吸が浅くなる、
胸やお腹が苦しくなる。
体が”闘うか逃げるか”のモードに、
入り続けているサインが発動するんですね。
体の緊張として定着すると
頭よりも先に神経系が反応するので
心だけを整えようとしても、
なかなかうまくいかないことがあります。
体からゆるめていくことで、
早く変化を感じられる場合もあるんです。
▶体と神経の仕組みから整える方法をもっと知りたい方はこちら
心と身体が麻痺すると起こること
「ダブルバインド」は状況によって形を変えますが、
悩みを持つ多くの方に共通するパターンもあります。
それが、
矛盾するメッセージに疲れた
心と身体が麻痺してしまうこと。
それによって起きやすいのが
3つの状態です。
1、モヤモヤ・イライラ、怒り・憎しみ
矛盾した2つのメッセージが、
同時に、そして継続的に
与えられ続ける状態は
体にも心にもストレスフルな状態です。
矛盾した要求
両方に応えようとしても
応えられない怒りや悲しみが
反応として無意識に溜まっていきます。
心の中では、思い通りにいかない現実と
思い通りにいかせたい理想の間で
永遠に葛藤している状態です。
そのGAPに、つい感情が爆発し
抑圧していた気持ちが
一気に吹き出してしまうと
怒りやモヤモヤになるんです。
そして、感情をぶつけてしまったことに
罪悪感を感じ
さらにそれが自己否定につながって
悪循環に陥る場合もあります。
これが繰り返され
怒りやモヤモヤを
ダブルバインドを通じて
作り続けてしまう引き金に
なってしまうんです。
本当の自分が分からなくなる
怒りや憎しみ、
イライラモヤモヤと向き合え、
付き合いが上手くなると
今度は
「本当の気持ちが分からない」
という期間が
やって来る時があります。
これは、今まで
「本当の気持ちを出してもOK」
ということがずっと出来ていなかったから起きること。
無理して出そうとしても
中々出せないこともあります。
なぜなら、回路が育っていないからです。
間違って欲しくないのが
ただ、回路が育ってないからで
あなたに
「本当の気持ちがない」
訳では
ないんですよね。
ここも、身体と心と落ち着いて向き合うと
体感を得られていきます。
焦ると逆戻りしますので
ゆっくり向き合うことが肝心です。
本当の自分を出したら嫌われる
「本当の気持ちが分からない」
との向き合いが出来ると
少しづつ
本音を掴める様になってきて
「本当の気持ちを出してもOK」
に近づいていきます。
ここでブロックになってくるのが
“本当の自分を出したら嫌われる”
という「脳の癖」です。
「板挟み」は抜け出せる
あなたにお伝えしたいのは、
この「板挟み」の状態は、
何歳からでも抜け出せるということ。
「私の頑張りが足りないんだ」
と、自分を責める必要はなく、
かといって、
「相手が悪いんだ」
と決めつける必要もありません。
気づけるタイミングはやってきます
矛盾した期待に応えようとする
「がんばり方」は
誰もが幼少期に経験すると言われています。
その当時は、
その場をやり過ごすために
必要だった大切な知恵。
その後、心の仕組みを専門的に学び、
自分自身でも実践を重ねる中で、
ようやく気づけたのは
「私を苦しめていたのは、
相手でも、私の頑張り不足でもなく、
矛盾した2つの要求に、
両方とも応えようとしていた構造そのものだった」
と腑に落ち、
それがきっかけでクリアに
していくことが出来たのです。
今すぐできる3分体感ワーク
もし今、
板挟みに感じる問題に悩んでいるとしたら
どちらが正しいか、
今すぐ決めるのは、少しだけやめてみましょう。
その板挟みになっている2つが
正反対で矛盾していること
悩んでも答えが出ないことを
受け止めてみてください。
体のどこかで、
ふっと力が抜ける感じがあるか。
それだけを確かめてみてくださいね。
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自分を知るヒントのひとつとして、
読んでみてくださいね。
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