こんにちは。ままくろです。
今回は、自分のインナーチャイルドの「生き残り戦略」のタイプを知る話です。
生き残り戦略は7タイプ。兄弟姉妹でそれぞれ役割を分担している場合もあり、自分1人で複数のタイプを持っていることもあります。
インナーチャイルドにはタイプがあります。
「インナーチャイルド タイプ 診断」で検索すると、
インターネット上で簡単に、自分がどんなタイプに当てはまるのか診断することもできます。
どれも生き残る為に、子どもの頃の自分が本能で選んだ選択です。
デューク大学の研究によると、無意識下で
5歳までに生き残り戦略のタイプを95%決定し
5歳以降は残りの5%で生きていると言われています。
私たちの無意識の中に存在している生き残り戦略のタイプを知り、理解するだけでも
自分を客観視でき、認識が変わるきっかけになると言えます。
そのタイプの傾向がどの程度強いかは、人それぞれ。
タイプの傾向を大人になっても持ち続けている方を「アダルトチルドレン」と
言われています。
組み合わせてお持ちの方も多いので、是非全てのタイプを知ってみてください。
ちなみに私は3つのタイプを掛け持ちしていました。
【タイプ1】英雄(ヒーロー・ヒロイン)タイプ
いい子・優秀であることで、親の自慢の種になろうとしたタイプ。
両親を助け、生き残る為に注目を浴びようと努力をします。
周囲から見れば、そつなく生きている様に見えて
他人の評価が気になり、比較をしてしまいがち。
頑張るのはあくまでも父母の為であって、自分の為ではなかった。
頑張りが無ければ、愛されないと思い込んでしまっていて、
条件付きでないと自分を評価できません。
子どもでなくなった今も、自分の為でない、頑張りを続けてしまっています。
だから自分で自分の存在価値を認められず、無意識に自己否定をしてしまいます。
- 真面目
- 本当は負けず嫌い
- 褒められるとどうしていいかわからないが本当は褒められたい
- 失敗が怖い
- 甘えるのが苦手
【タイプ2】世話役(ケアテイカー)タイプ
面倒見が良く、損をしていると感じても役に立とうとしたタイプ。
周囲から見ると、頼りになる縁の下の力持ちに見えて
自分がやりたくて、お世話をかって出ているのに
感謝が無いと、不満が募り積もってしまう。
実は両親を助けることで見返りをもらおうとしていました。
見返りがないと自分を評価できません。
誰かの、何かの役に立てないと、愛されないと思い込んでしまっていて、
子どもでなくなった今も、自分の為でない、努力を続けてしまっています。
だから自分で自分の存在価値を認められず、無意識に自己否定をしてしまいます。
- 誰かの役に立ちたい
- つい尽くしてしまう
- 仕事を良く抱え込んでしまう、人に頼れない
- 私は男運(女運)がないと思っている
- 相談を良くされるほうだ
【タイプ3】支え役・後援者(イネイブラー)タイプ
相手になりかわって、面倒を見、尽くし、結果的に相手の自立を妨げる共依存タイプ。
ケアテイカーに似ていますが、異なるのは相手の自立の事を思って
行動しているわけではないということ。
見返りはいらない。それよりも関係が壊れるほうが怖い。
尽くすこと自体が生きる意味になっています。
相手が自分の手を離れてしまうと、自分の存在価値を認められなくなってしまうため、
尽くす相手の自立を妨げます。
相手との共依存状態に陥り、抜け出すことが難しくなることも少なくありません。
自分を犠牲にして相手に尽くすようにしないと愛されないと思い込んでしまっていて、
そのままの自分と向き合ったこともなく、自分を評価できません。
子どもでなくなった今も、自分の為でない、頑張りを続けてしまっています。
だから自分で自分の存在価値を認められず、無意識に自己否定をしてしまいます。
- 自分は金銭的に役に立っていると思う
- あなたがいないとだめ、と言われると嬉しい
- 自分はいつも相手の為に尽くしている
- どうしていつまでも親離れ・子離れしないのかと言われる
- 血の繋がりは大事だと思う
【タイプ4】慰め・調停役(プラケーター・ピースメイカー)タイプ
愚痴や話を聴くことで、精神的な支えになろうと自己を犠牲にしてきたタイプ。
本来、精神的に支えあえる関係であるべきの両親から
一方的に支えを求められる立場にありました。
聴き上手で信頼できる頼りのある人と思われる一方で、
自分を犠牲にしてまでも
愚痴聞き役の自分としてでないと、愛されないと思い込んでしまっていて、
頼られる役割のある自分でないと、自分を評価できません。
子どもでなくなった今も、自分の為でない、頑張りを続けてしまっています。
だから自分で自分の存在価値を認められず、無意識に自己否定をしてしまいます。
- 可愛そうな人を見ると放っておけない気持ちになる
- 相手に尽くすことが好き、苦にならない
- 甘えたいけれど、甘えることは苦手
- 自己主張は苦手
- 良く相談される
【タイプ5】生贄・反逆者(スケープゴート)タイプ
問題行動を起こし、責任を押し付けられることで、本当の問題から周囲を守ろうとしてきたタイプ。
家族の怒りの矛先を、自分に向けることで
本当の問題から身を守り、自分と家族のバランスを保ってきました。
けれども、行動自体は周囲を困らせることなので、
家族・学校・会社で叱責、敬遠を受けがちです。
注意をひくほどの問題行動がないと、愛されないと思い込んでしまっていて、
問題を起こさない、素直な自分のままだと自分を評価できません。
子どもでなくなった今も、本来の自分のままで居られずに怖いのです。
だから自分で自分の存在価値を認められず、無意識に自己否定をしてしまいます。
- 自分は悪くないのに物事が上手くいかないことがある
- 実は優しいねと言われることがある
- 褒められるととても居心地が悪い
- 気が短いほうだと思う
- 心を許せる人が少ない、または居ない
【タイプ6】道化(マスコット・ピエロ)タイプ
無意識に空気を読んで、笑いを誘い、場を保つことを優先し振舞ってきたタイプ。
自分の本心と向き合うことを避けやすくなるため、
本音でのぶつかりあいは苦手。
自分のありのままの本心を分かってもらうよりも
相手に合わせる、相手に嫌われないようにしないと愛されないと思い込んでしまっていて、
演じている自分でないと、自分を評価できません。
子どもでなくなった今も、自分の為でない、頑張りを続けてしまっています。
だから自分で自分の存在価値を認められず、無意識に自己否定をしてしまいます。
- 小学生の頃からムードメーカーだった
- 男女の垣根なく友達が多い
- 空気を読むのが得意
- 癒される、楽しい、面白いと言われると嬉しい
- ケンカは嫌い、平和主義。明るく楽しい家庭が理想
【タイプ7】失われた子(ロストワン)タイプ
黙って邪魔をせず、存在を消すことで、機能不全の家族を助けるタイプ。
煩わしいことは苦手で、効率のよい人付き合いをしたい。
ギブ&テイクを求めるし実行する。
自分のありのままの本心を分かってもらうよりも
相手を煩わせない、感情を押し殺していないと愛されないと思い込んでしまっていて、
条件付きでないと自分を評価できません。
子どもでなくなった今も、自分の為でない、頑張りを続けてしまっています。
だから自分で自分の存在価値を認められず、無意識に自己否定をしてしまいます。
- テンションが一定。冷めてるねと言われたことがある
- もっと自己主張したらと言われることがある
- 誰にでも合わせられる
- 私なんてどうせと感じてしまう
- 我を忘れて何かを楽しんだ記憶はない
タイプを知ったら、その役割を全うしてきた自分のインナーチャイルドを褒めてあげて。そして「本当の自分を明らかにしていこう」と宣言してください。
大人になっても無意識に採用し続け
自動的に自己を犠牲にした思考・行動をとってしまっていたのは
あなたのインナーチャイルドが、一生懸命生き残るために頑張ってくれた証。
今までの感謝を伝えましょう。
そして、
幼い頃に信じ込んでしまった自分から、
本当の自分を明らかにしていこう
とインナーチャイルドに宣言してください。
子どもの頃、生きるために必要だったことでも、今は必要ありません。子供の頃の習慣を手放すことで、安全安心な自分の場所を作ることができます。
幼い頃は、世界の全てが自分であったように
自他の区別がありません。
父母、周囲の環境の全ての原因は自分にあるとして、
愛されたい一心で、全ての原因の責任を負っていました。
そう信じ込んでしまっているあなたのインナーチャイルドに
もう大丈夫だよ。と教えてあげる時。
自分のあるがままを知り、見つめ、明らかにしていきましょう。
大切なのは過去でも未来でもなく「今」です。
インナーチャイルドが大切に守って使ってきた記憶を
あなたの脇にそっと置き、今のあなたに心地良い世界を作り始める時です。
さあ、あなたのインナーチャイルドと一緒に
本当の自分を明らかにして、
安全安心な自分の場所を作りませんか。
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