インナーチャイルドという言葉が嫌いな方へ。インナーチャイルドは、かわいそうな子どもや怖いトラウマ恐怖体験でもなく、あなたを幸せを願う、生涯の伴走者なんです。#52

インナーチャイルドは恐怖体験ではない インナーチャイルドとは

こんにちは。リトリートガーデンのままくろです。

インナーチャイルドについて、不定期に発信しています。

今回は

「インナーチャイルドケア」と聞くと

トラウマを思い起こさせる催眠療法や

かわいそうな子どものイメージ

いまいち受け入れがたい・・・

言葉自体嫌い・・・

と感じる方へ

ままくろが考えるインナーチャイルドを知っていただければ

とご紹介します。

インナーチャイルドケアはトラウマケアで、自分には当てはまらないと興味もなかった過去の私。ずっと、自分自身と向き合うことは避けていた。

私は世に言う昭和の

“一般的“で”平均的“な家庭環境に育ち、

※解釈は人それぞれになってしまう言葉です

特にアルコール・薬物中毒や

ニュースで報道されるような

身体的な強い虐待

受けたわけではありません。

※解釈は人それぞれになってしまう言葉です

けれども、3回うつ病を患い、

きょうだい親戚にも同じような症状を持つ人も居て

幼少期から家族の中での生きづらさをずっと感じてきました。

18歳で実家を出てから、社会に出、自分の家庭を持ち

実家での原家族からの影響を

あまり感じずに過ごせていた時期もありました。

けれども、繰り返すうつ病、

生きづらさをふと感じる日々の不安や焦りと共にありました。

とうとう、インナーチャイルドという言葉を見つけ

蓋をあけて

自分と向き合おうとした時には、

これが核心だという直感がありました。

誰もが子どもの頃に経験するであろう

原家族での経験を通じて得た感情・感覚の中に

自分を抑えているもの、気づけていないもの

そこに眠ってあるように感じたのです。

それを、おもちゃ箱をひっくり返すように

全て吐き出して整理したい

その整理していく経緯を

他人にゆだねて、

あぶり出してもらうのではなく

自分が主体となって

整理していくことがしたい

と思ったのです。

なぜ自分で、にこだわるかは

始めは自分では良く分かりませんでした。

今は良く分かってきました。

自分を知って理解する感覚を

味わいたかったのだと思います。

そして、またつまずいたり

ブレてしまった時にも

いつでも自分で修正できる

柔軟さを

手に入れたかったのだ

と思います。

人にうまく頼れず、甘えられず

見方によれば、ただの怖がりかもしれません。

でも、だからこそ

自分と向き合うことが怖くても

インナーチャイルドケアは出来る

と今の私は自信を持って言えます。

なぜならインナーチャイルドは

ただ癒せば終わりのかわいそうな子どもなのではなく

あなたの人生を一緒になって作っていこうとしてくれる

一番の伴走者、潜在意識の一部だからです。

インナーチャイルド(潜在意識)は敵ではなく、味方。あなたを幸せにしようと良かれと思って、危険からあなたを守ろうとしてくれている。

インナーチャイルドとは、過去の感情・感覚を

保存してくれている記憶

潜在意識のことです。

インナーチャイルドの潜在記憶とは、良い記憶・悪い記憶どちらのことも指しますが

一般的に多いのは潜在記憶で過ごしていた0~6歳頃に取得したものの、

当時受け止めきれなくて保存した

過去のネガティブな感情・感覚の記憶

と言われます。

ではどうしてそのようなものを

まだ保存しているのか?

実は、あなたを危険から回避させようと

大人になった今も、その

過去のネガティブな感情・感覚の記憶

無意識に採用し続け

自動的に自己を犠牲にした思考・行動をとっているから。

そして、まだ役立っているため

変える理由がない

と潜在意識下では思っている

活用しているということです。

自己を犠牲にした思考・行動が悪いわけではありません。

そのまま一生を終えても大丈夫なのです。

でも、あなたが自己を犠牲にした思考・行動を続けるのは

もうしたくないな、

と頭・心・身体で感じているのならば

インナーチャイルド(潜在意識)が良かれと思って、

大人になっても無意識に採用し続け

自動的に自己を犠牲にした思考・行動

見直す時である、

ということです。

良い悪いではなく

自分が変わりたいと思った時

一緒に変わってくれるのが

インナーチャイルドです。

脳は大人になっても発達し続ける。変わることが出来る。

脳の神経細胞の数自体が最も多いのは、胎児期とされていますが

脳の成長は60代を超えてもなお続くと言われています。

アメリカのマサチューセッツ工科大学の

認知科学研究者ジョシュア・ハーツホーン氏によると

記憶力・情報処理能力は10~20代がピークですが

集中力は40代、

感情の認知力や理解力は50代前後

語彙力は60代以降にピークが来ると言われます。

参考文献:脳と心

つまり、経験や知識を見直し

よりよりものに変えることに

年齢は関係ないということです。

頭を使った思考や言葉だけでなく

潜在意識・身体の感情や感覚とも向き合うのに

潜在意識の一部であるインナーチャイルドに

力を貸してもらうと

深く自分を知り

理解して

もっと好きなり

生きやすくなることができます。

コメント

  1. KAO より:

    すーっと入ってくるよう記事で、インナーチャイルドのことを、自分はチャイルドという部分をネガティブっぽく捉えて無意識に聞いていることに気がつけました。
    私は、大人にならねばならないのに未熟で足らない部分を指してジャッジを含んだ意味でインナーチャイルドという言葉、概念を持っているぞ?と。
    読みながらインナーチャイルドに重い感じを感じている自分を感じ、書いてある言葉と照らして、あれ?私の使ってる言葉となんか違うぞと、自分に問い直しがおきました。

    ままくろさんが本当に感じて書いてある言葉だからそう言う感覚を持てたと思うのです。書いてくれてありがとうございます。
    記事には、
    インナーチャイルドを潜在意識の一部、子どもの頃に抱いた感情・記憶の受け止めなかったもの。そして力を貸してくれるもの。

    一方、私は、同じ言葉に、勝手にジャッジして重い感情が乗せてたんだ!と、捉え直すことで、言葉をどういう意味で使っていたか、問い直せ、無意識に出てくるジャッジに気がつきました。他の言葉にもありそうです。

    見直してみれば、チャイルドに対する印象悪くて。子どもっぽいとか、見下してる。
    負の感情は出してはいけないみたいな。大人とは感情のままに振る舞わず、冷静で、思いやりと、気配りと・・・そうであらねばならないみたいな概念がくっついてありました。
    全く、心から思ってないのに。
    無意識に教えられた言葉をつかんで大事にしてる感じでした。
    具体性のない大人になるというものより、自分がどうありたいかを大切にいきたいなと思いました。
    目から鱗が落ちました。本当に。ありがとうございます。

    • ままくろ ままくろ より:

      コメントありがとうございます。インナーチャイルドという言葉に、
      重い感情、印象悪くて。子どもっぽいとか・・・という印象をもたれていたことのこと、よくわかります。

      また、大人である自分がそのインナーチャイルドという言葉に対して
      見下してる、負の感情は出してはいけないみたいな。
      大人とは感情のままに振る舞わず、冷静で、思いやりと、気配りと・・・そうであらねばならないみたいな概念・・・
      を持ってしまっている、ということも、よくわかります。

      私も、インナーチャイルドという言葉には
      自分の中に深く沈めている箱をあけてしまうような
      怖さや向き合いたくなさを、感じてしまっていました。

      けれども、ケアを続けているうちに

      箱の中に入っているのは今日までの私の感情で
      箱の掃除や壺自体の破壊を手伝ってくれるのが
      インナーチャイルドだと気づきました。

      箱を作って、色々な感情を溜めてくれていたのも
      インナーチャイルドですので

      今までの感謝をしつつ
      一緒に箱整理を進めたいと
      感じています。

      コメントをいただいて、
      私も改めて振り返ることが出来ました。

      こちらこそ、ありがとうございます。

ままくろ

自分でできる自分の問題解決のプロセス、インナーチャイルドを伴走者として行うセルフケアで、実際に変化を感じたものを紹介。

リトリート(向き合う、あるがまま)の時間をちょっとだけ作り、頭心身を見つめてみませんか。

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