子どもの頃から、今も、親がどうしても許せない。憎い。そんな人でも大丈夫。許す必要はありません。 #51 

インナーチャイルドとの向き合い方

こんにちは。リトリートガーデンのままくろです。

インナーチャイルドケアについて、不定期に発信しています。

今回は、自分と向き合い始めた方がぶつかる

両親への気持ちとの付き合い方

についてご紹介します。

「許したいのに、許せない」と感じているのは、まだ許したくないだけです。

自分と向き合う時間(潜在意識であるインナーチャイルドのケア)

を取り始めると

不思議なほど湧いてくるのが、

子どもの頃の自分の記憶

両親との出来事の記憶です。

それも、楽しい事だけでなく

怒りや悲しみを感じる出来事の記憶

思い起こされます。

それもそのはず。

インナーチャイルドの潜在記憶とは、

良い記憶・悪い記憶どちらのことも指しますが

一般的に多いのは潜在記憶で過ごしていた

0~6歳頃に取得したものの、

当時受け止めきれなくて保存した

ネガティブな感情・感覚の記憶

が主だからです。

自分と向き合うというのは

潜在記憶を整理することに他なりません。

そのころの記憶が

「あれも」「これも」

と引き出してくれているのです。

許せないのではなくて、

まだ引き出すことに手一杯で

許したくないだけです。

相手を許そうとする前に、自分の思いを出し切る。そうすると、より深く、自分をを理解し、許せない自分も受け入れられるようになります。

誰かを受け入れるには

まず、自分を受け入れる所から始める必要があります。

ただ、自己受容、自己肯定感が低い

と自覚がある人ほど

腹の中に感覚を溜め込んでいる

可能性があります。

はらわたが煮えくりかえる、腹が立つ、腹黒い・・・

と言われる様に、負の感覚は、内臓が抱え込んでいます。

女性では子宮、男性では丹田に

溜まり続けると言われています。

負の感情を潜在意識から思い返すのと同時に

お腹の底から思いっきり「許せない感覚」を吐き出すことが必要です。

文章として書いても良いですし

信頼の置ける方に話しても良いと思います。

同じ話でも、もう自分が話したくなくなる、忘れるくらいまで

何回も何回も

出し続けて良いのです。

もし、どこにも吐く所が無ければ、

コメントをくださっても大丈夫です。

親を許せない自分ごと、ふっと手放すことが出来る時が来る。だから「親を許せない自分」を許そうと頑張らなくても大丈夫。

親を「許したいのに、許せない」

と思っている心の中には、

「親に感謝しなければならない」

「親を憎んではならない」

「今生きているのは親のおかげなのだから許すべき」

という無自覚の決めつけがあるかもしれません。

今ここにいる自分の感覚・感情に正直でないままに

許そうとしても許すことはできません。

自己受容、自己肯定感とは

ノンジャッジ

親を「許したいのに許せない」自分のこと

「許せないのはこんなことがあったから」と吐き出す自分のこと

そのまま良いも悪いもなく受け入れるのです。

欲求は

認めてあげることで、

初めてホッと満足します。

無意識に不満を我慢していると、

それは憎悪や怒りとなって表に現れてきてしまいます

あなたが、あなた自身の欲求を、まず認めてあげるのです。

あなたがあなた自身の欲求を認めれば認めるほど

あなたのインナーチャイルドは満足し

ネガティブな記憶は整理されていきます。

覚悟やタイミングのせいにしなくても大丈夫。自分の感情と感覚と向き合うことをゆっくりでも続けられたら、手放せる時はきっと来る。

すぐに変化を感じられない自分に対して

覚悟が足りないのかも、今じゃないのかもしれない、

などと不安や焦りを感じる必要はありません。

意識的に感じる感情と、無意識(潜在意識)の感情

バラバラになっている事に

気づき、認めてあげるのです。

バラバラの矛盾した感情を持っている、

そんな、あるがままの自分を認められるようになる

自然と

「許したいのに許せない」自分ごと、

ふっと手放せます。

日常生活で「許したいのに許せない」自分

が湧き上がってきた時、

憎悪や怒りとなって表に出す前に

ただ気づいてあげる。

そして、気づいた

「許したいのに許せない」自分

を、そばにそっとおいて置ける

ようになります。

どうか、自分を責めないで。

あなたはあなたのままで大丈夫なのです。

コメント

ままくろ

自分でできる自分の問題解決のプロセス、インナーチャイルドを伴走者として行うセルフケアで、実際に変化を感じたものを紹介。

リトリート(向き合う、あるがまま)の時間をちょっとだけ作り、頭心身を見つめてみませんか。

ままくろをフォローする
タイトルとURLをコピーしました