こんにちは。ままくろです。
今回は自己肯定感について書きたいと思います。
自己肯定感、と聞くと「強制的でも前向きであれ」と感じ、苦しくなるのは私だけでしょうか?
テレビやネットニュース、書籍でも自己肯定感を高めるには?自己肯定感の高い子どもを育てるには?といったワードが目につきます。
自己肯定感というのは、ありのままの自分を肯定する感覚のこと。
自分の良い面悪い面、どちらもありのまま肯定できるという意味なのですが
何となくニュアンス的に
「自己肯定感が低いことは悪」「自己肯定感が低いと成功しない」と
何が何でも一旦とりあえず認めれば良くなるんだ!と誘導めいたもの
を感じるのは私だけでしょうか?
とっても素敵な言葉だと思うのに、
高低を測って短所を改善するようなものさしに使われている様な感覚を受けて
もやもや思うのです。
自分の悪い面を否定しないためには?一旦受け入れる、ノンジャッジの心を持つことが大事。
人は誰でも程度の差はあれ、固定観念にとらわれているもの。
~しなければならない「~すべき」と自分に課してしまう深層心理には
「自分は本当は価値ある人間ではない」という無価値観や
「価値の低い人間だ」という劣等感があるのです。
そこに気づき、”そんな時もあるよ、そんな自分もまあ許せるね”と
一旦「~ができていない自分」を受け入れられることが
自己肯定感を育てることではないでしょうか。
子どもの失敗に”そんな時もあるよ”と鷹揚に言えるようになる
為にも、気をつけたいのです。
「自己肯定感」の前に必要なのは「自己受容」。「~ができていない自分」を受け入れられるかどうかは、「自己受容」の中の”存在レベルの受容”が必須。
「自己肯定」と「自己受容」の違いは
「自分に嘘をついてまでも一旦認めるとしているか」
「そのままの自分を一旦認め、どうしたら良いか考えられる」かということ。
似ているけれど、実は大きな差があります。
そして、自己受容とは「行為レベルの受容」と「存在レベルの受容」があり、
「行為レベルの受容」までで止まってしまっていると
「~ができている自分」
という条件付きでしか、自分を受容できていない、という事になります。
つまり、条件を達成していない時は、自分で自分に嘘をついて自己肯定しているということ。
「存在レベルの受容」だと
「~ができていない自分」も自分
と、条件なしで、自分を受容できることになります。
その「存在レベルの受容」は、どうしたらできるようになるかというと
意識的に行うのに加えて、無意識の反応も調整する必要があります。
特に、無意識=潜在意識に
ネガティブな感情・感覚の記憶がある場合、
大人になっても無意識に採用し続け
自動的に自己を犠牲にした思考・行動をとってしまう場合があります。
その場合は、「インナーチャイルドケア」がおすすめです。
0か100か、良し悪しで考えない。長所と短所は表裏一体。ひっくるめて”自分を好き”と言えるようになるために「自己受容」を大切に。
自己肯定が苦手で、無意識に自分を責めてしまう人に多いのは、
少しでも出来ないことがあると、出来ている所に目がいかなくなり
全部をマイナスに捉えてしまうこと。
自分にとってのゼロ点にしてしまうのです。
それでは自分を肯定どころか、受容もできていません。
インナーチャイルド=潜在意識の
ネガティブな感情・感覚の記憶に
気づき・許すことは
自己受容→自己肯定感に繋がり
思考と感覚・感情のバランスを、
自分自身で問題解決し
心地よく・楽に
自分のありのままの在りようで、人生を送れるようになることに繋がります。
コメント